パイロットになるには航空留学を選ぶべきではない理由

みなさんこんにちは。毎度お馴染みパイロット養成コンサルの冨村です!

 

今日は、パイロットになるには航空留学を選ぶべきではない理由について、詳細に解説致します!

パイロットになるには航空留学を選ぶべきではない理由

航空留学される方には、大きく分けて2通りあります。

航空留学の目的

  • 留学後に日本へ帰国して、日本の免許を追加取得し、日本のエアラインパイロットを目指す
  • 留学後に、その国のパイロットになる

まず先に、留学後に日本へ帰国して、日本の免許を追加取得し、日本のエアラインパイロットを目指すケースについて検証してみましょう。


航空留学のエージェントは、簡単にこの方法を勧めてきます。

そしてその成功例も紹介してくれると思いますが、その成功例は、果たしてそのプログラム全体の何パーセントなのでしょうか?


2021年現在、日本はパイロット(機長)不足により、訓練教官の数も不足しています。

 

また、日本は国土が狭く、基地も多いことから、訓練空域が不足しており、訓練数には限界が来ています。

 

私立大学の大半が、訓練後半を日本にて実施していることも、こうした現象を加速させているのです。

 

日本のフライトスクールでは、訓練待ちが多発しており、留学を含む他スクールからの移籍を受け入れることが出来ないフライトスクールも出てきています。


航空留学を検討中の方は、まず先に、フライトスクールを訪問し、航空留学後も待機期間がなく受け入れてくださる確約を得てから、留学されるべきではないでしょうか。無論、そんな数年も先の確約をくださるスクールはないはずです。


続いて、留学後にその国のパイロットになるケース。


外国人であるアナタに対して、その国のエアラインパイロットとして採用される道があるのならチャレンジすべきだし、「こんな国が外国籍でもエアラインパイロットを募集しているよ」と、冨村に教えていただきたいです。


・・・実際は、この仕事を初めて13年、そんな美味しい話、聞いたことがありません。

 

既に路線経験(エアライン)があり、さらに機長としてジェット機を飛ばしている方なら、外国籍だとしても、採用してくれます。


でも、航空留学する、ということは、当然、パイロットとして素人同然。路線経験もなければ機長でもないわけで・・・
そんな外国人を、簡単に採用してくれるはずがないのです。


もしアナタが日本国籍を持っていて、自社養成や航大の受験にて、日本国籍を持たない方ばかり採用していたら、アナタはどう思いますか?


差別的に言っているわけではないのですが、日本なのに日本人の採用が少ないのは、おかしい、と思う人が大半でしょう。


これは海外だって同じことです。


例えば、アメリカで活躍する日本人パイロット。

 

私の知人でも数人いますが、決して簡単なことではないんです。


アメリカの航空会社は、労働ビザのサポートを一切しません。


すなわち、外国籍パイロットの直接雇用はしていない、ということになります。


日本国籍のアナタがアメリカでエアラインパイロットになるには、グリーンカード(永住権)を取得するなどが必要です。


そしてそのグリーンカード取得は、宝くじに当たるようなものだとも言われています。


PILOT専門進学塾の先生にも、アメリカのフライト教官が在籍していますので、いかに海外でパイロットをやることが厳しいのか、お話を伺うべきと考えます。


無論、外国にも国籍をお持ちの方であれば、その国のエアラインも目指せることになります。

(当然ですが、英語力だけでなく、その国に必要な言語をネイティブレベルで習得していなければなりません。)


航空留学をして日本の会社を目指す、という方法も現実的ではなく、また、航空留学をしてその国で採用される道もまた非常に厳しい状況・・・

 

ともなると、免許取得のための留学(航空留学)は、かえってエアラインへの道を狭めてしまう、と言えるのではないでしょうか??


日本国籍をお持ちのパイロット志望者は、私はとてもラッキーだと思っています。なぜならば、日本ほどに、パイロット志望者に平等にチャンスをくれる国は他にないからです。


そこまで日本人は恵まれているのに、どうして海外のエアラインを目指すのか、どうしてより困難な道を選択するのか・・・


困難だと知っていながら目指されるのなら素晴らしいと思います。


しかし、それを知らずして、その道を選択されているならば、これはとんでもないことではないでしょうか?


アナタの航空留学、本当に大丈夫ですか??


航空留学ではなく、訓練をしない留学であれば、むしろ強くお勧めしたいところです。


日本のエアラインが求める英語力は、とても高いですので・・・(後述します)


ちなみに・・・
冨村は航空留学を全て否定しているわけではありません。


免許を取得しないパイロットになる留学プログラム、PILOT専門進学塾にはありますよ!

 

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PILOT専門進学塾 2023年度新規入塾者募集開始

JAMBOが運営するPILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミーの2023年度新規入塾者の募集が開始されました。

PILOT専門進学塾では私大航空操縦・航空大学校受験対策、自社養成対策と有資格者転職対策といった多くのコースをご用意しております。

2023年度 新規入塾生募集開始!!

PILOT専門進学塾に入塾するためにはパイロット適性診断テストを受験していただく必要があります。

パイロット適性診断テスト特集

パイロット適性診断テストのご予約

パイロット適性診断テストのご予約は、パイロット相談室の「相談予約」にて承っております。

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2023年度合格速報

2023年、PILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミー(PJ SFA)の私大パイロット養成コース(航空操縦)今年の合格者は・・・

  • 崇城大学5名(研究生-履修証明プログラム生-1名、パイロット特別選抜2名、一般選抜前期2名)
  • 第一工科大学2名(一般試験2名)
  • 東海大学1名(一般選抜)
    計8名合格

という結果でした!
またしてもPJ SFAの生徒は全員合格です!!(複数試験合格者含む)

皆さん本当によく頑張りました!

また、今年の崇城大学合格者の2名は未来人育成特待生制度「ミライクプレミアム」と「ミライク50」を勝ち取りました。昨年に続く快挙です!

ミライクプレミアムは入試の得点率と成績順位に応じて選考される特待生制度で、ミライクプレミアムを獲得しますと学費が全額免除となります。

また今年は、崇城大学の中でも自社養成訓練生並の実力がないと入学できないとされる研究生(履修証明プログラム生)の募集が2名あり、弊塾から1名がチャレンジし、見事合格しました!なお、もう一名の方は、PJ中部校に加盟している「飛鳥メディカルクリニック」福本先生の受検者様との情報が入っています。

ミライクや研究生に選ばれることは名誉なことでもあり、かつ、大変難しいことですが、生徒の並々ならぬ努力の結果、今年はPJ SFAから3名が合格をいただきました。

昨年は、私大受験生が多い年でしたので、計12名の合格。それに続いて、今年は8名となると、少し寂しい感じもしますが、そもそも入塾者数に波がありますので、むしろ来年受験生の方が多いため、今後にご期待頂けましたらと思います。私大のパイロット養成コース(航空操縦)は近年の受験者数増加により非常に難易度の高いものとなっていましたが、弊塾からの受験者数が少ないにも関わらず、これだけ多くの好成績を残せたのは、誠に素晴らしい結果と考えます。

生徒一人ひとりの努力が実ったこの結果に、PJ SFAスタッフ一同大いに感動しました。

合格されました皆さん、本当におめでとう!!