パイロット適性検査を徹底解説!心理適性検査とペーパー適性検査の問題を紹介!2026年最新版

パイロット志望者の皆さんこんにちは!
パイロット相談室を運営している、日本エアマンシップ・操縦士養成機構(JAMBO) 理事長・パイロット養成コンサルの冨村です。
パイロット適性検査について、そもそもパイロット適性とは何か?を中心に、前回コラムで詳細解説しましたが、シミュレーターなど”機械を使わずに”行う適性検査、心理適性検査やペーパー適性検査についても、気になるところですよね。
どういった対策や準備をしたらよいのか悩んでいませんか?
このコラムを読んでいただければ、安心して適性検査の本番を迎えることができるでしょう。
最後までお読みください!
「パイロット適性検査ってどんな内容?」「自社養成、各私立大学での試験内容は?」「対策が必要?」と疑問を持った方は、パイロット適性検査を徹底解説!大学・自社養成別の対策を紹介!2026年最新版の記事をぜひご覧ください。
試験の流れやポイントがわかりやすくまとめられています。
心理適性検査の問題と対策

心理適性検査は、適性検査の中でも、航空医学的な見方で判断しているものです。
精神疾患などを見抜くためのもので、「適性検査」という言葉にはなっていますが、皆さんが気になっている適性検査とは違う類のものです。
有名なものでは以下の3つがあります。
・ クレペリン → 一桁の計算を続け、集中力の持続傾向を調べる
・ MMPI → 多面的人格テスト。性格の歪みを調べる
・ ロールシャッハ → 鏡像になるインクの染みを見た思考過程から、精神障害を調べる
上記説明を読んだだけで、パイロットに向いているかどうか、一発で見抜かれてしまう!
怖い!!
・・・と思われたのではないでしょうか。
ご安心ください!笑
心理適性検査の結果だけを見て、アナタがパイロットに向いているかどうか、なんて、正直分からないものです。
実際、パイロットに向いているかの様々な条件を「全て満たしている方」は、ほとんどいない、というのが現状・・・
足りない面は補強すればいいし、他で補うことだって出来るかも知れません。
心理適性検査は対策しないことが一番の対策となる
なお、私どもJAMBO理事で、航空医学専門の福本正勝先生(医学博士)によると、「心理適性検査の対策は全くすべきではない」、ということだそうです。
何年も前のこと、医学部出身の学生さんを教えたことがありますが、「対策をすべきではない」というドクターの教えに反して、学術書などから自習し、心理適性検査を受験・・・不合格となってしまった例があります。
おそらく、元々の人格と、パイロット向けに作り上げた人格のふたつが介在した結果、嘘つきとして判定されたのではないか、とのことです。
普段から長い時間をかけて、パイロットに囲まれて、訓練生としての適性を習得していくならともかく、試験前に表面的な対策をしただけでは、そこには二つの性格が存在してしまい、二重人格と判断されてしまいます。
だからこそ、対策をせずに、ナチュラルに臨んだ方が、良い結果が期待されるのです。
心理適性検査を含めて、航空身体検査のことで詳細に福本先生に話を聞いてみたい、という方は、福本先生の相談枠をご予約ください。ご予約はこちら。
ペーパー適性検査の問題と対策

ペーパー適性検査ですが、その名の通り、テスト用紙を使って行う検査です。
機械を使った適性検査の予備検査(事前検査)として行われることがあります。
図の理解力と、三次元の感覚の有無を見ていることから、後述のシミュレーターなど機械を使った適性検査向けの技量対策を行なっていれば、テストを通過できるでしょう。
ペーパー適性検査の問題は次のようなものです。
航空機の姿勢を表す図がいくつも並んでいるテスト用紙を配られて、これからその航空機がどのような挙動をするのかを回答します。
操縦能力というよりも、あくまでも操縦能力の付属で、予備的な適性検査と考えるとわかりやすいです。
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