パイロット養成コース私立大学徹底解説!(偏差値対策等)

・パイロット養成コース私立大学に関する情報が点在しているため、まとめて確認したい
・パイロット養成コース私立大学の受験準備をするには何が必要で、どんな対策するべきか知りたい
上記を解決できる記事を用意しました。

これから受験準備をされる方に向けて、パイロット養成コース私立大学の情報を比較しやすいようにまとめ、考察と今後の傾向を説明します。

記事を読むことで、パイロット養成コース私立大学の比較ができ、自分に合った学校の選択に役立ちます。また、受験準備に関するスケジュールの組み方、留意事項、対策方法も分かります。

記事の内容を読んで、パイロット養成コース私立大学の受験の準備、対策の参考になれば幸いです。

  崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学

工学院大学※3

学部学科 工学部 宇宙航空システム工学科 航空操縦学専攻 工学部 航空宇宙学科 航空操縦学専攻 航空・マネジメント学群 フライト・オペレーションコース 理工学部機械工学科 航空操縦学専攻 航空工学部 航空操縦学専攻 危機管理学部 航空技術危機管理学科 パイロットコース 先進工学部 機械理工学科 航空理工学専攻
倍率 4.6倍(一般入試枠) 1.9倍(一般入試枠) 1.6倍(一般入試枠)※2 2.8倍(共通テスト利用枠) 非公開 2.3倍(共通テスト利用) 5.8倍(共通テスト利用)

偏差値※1

60〜65 57.5 60〜65 60 50 50 55
参考 崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学 工学院大学

※1 一般社団法人日本エアマンシップ・操縦士養成機構による独自調査

※2 この倍率は航空・マネジメント群全体の倍率であり、フライトオペレーションコース単体の倍率ではありません。実際には高倍率であることが予想されます。

パイロットを目指せる私立大学の倍率・偏差値を紹介します。比較的、他の大学よりも高倍率の傾向です。また、偏差値は50〜65の間でございます。

パイロット養成コースの私立大学を受験する際は、受験日が重なることがございますので、受験する大学数は2〜3校が目安です。受験する大学を2〜3校は偏差値50台、60台の大学を組み合わせるとよいでしょう。

※3 工学院大学はリストには載せておりますが、私大航空操縦ではなく、自社養成採用枠による採用ソースとなる場合が多くを占めることや、採用実績が未定の部分もあるため、弊社内では私大航空操縦の1大学としては扱っておりません。

偏差値・倍率の傾向から今後の取り組むべきことは?

表の倍率をみると、倍率を高さから普通の大学受験勉強では、合格できないことが容易に想像できます。
学科試験の問題の難易度は難関大学の入試問題に比べれば低いが、倍率が高いため、1問1問取りこぼしのないよう、ミスなく正確に回答する、「満点」を目指す対策が必要です。
「ケアレスミスをしない」、「内容は知っているのは当たり前」、「時間配分」の3つの訓練が必要です。勉強ができるということよりも間違った回答をしない、1問も落とさない戦い方になるので、普通の大学受験勉強と比べて、トレーニングする内容が変わってきます。
時間内に自分が解ける問題を解くのではなく、すべての問題を完答する必要がございます。
性格的なものだったり、センスが問われると思います。難関大学よりもパイロット養成コース私立大学が難しいと言われております。

どのレベルまで勉強すればよいのかについては、各大学の過去問を解いて傾向を分析して対策しましょう。
時間配分のやり方、試験勉強期間、試験当日の気持ちの持ち方に対して、不安を抱えている方は多いと思います。

パイロット相談室では、大学出題傾向、テクニック、当日の受験までのマインドのセットアップなどのノウハウを持っていますので、ご相談ください。

パイロット養成コースの各私立大学は全寮制・自宅通いか要確認!

  崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学
全寮制 3〜4年次2年間 留学期間 4年間 留学期間 留学期間

留学期間

参考 崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学

パイロット養成コースの私立大学によっては、大学在学中は全寮制、自宅から通いながら大学に行くパターンがございます。

受験する大学はどれに相当するのか事前に確認しましょう。費用とご自身の生活スタイルを照らし合わせて、検討してください。

進学した大学に学生寮があり、キャンパスが実家から遠い場合は、全寮制でなかったとしても、大学近辺の賃貸を借りて一人暮らしするよりも、学生寮に入った方が費用の負担が減ったり、規則正しい生活・学習習慣を維持することができるのでお勧めです。

パイロット養成コースの各私立大学の費用は約3000万円かかる?!

  崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学 工学院大学※
学費 約2600万円 約2600万円 約3000万円 約3200万円 約2600万円 約2600万円 不明
参考 崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学 工学院大学

※ 繰り返しになりますが、工学院大学は、私大航空操縦ではなく、自社養成採用枠による採用ソースとなる場合が多くを占めることや、採用実績が未定の部分もあるため、弊社内では私大航空操縦の1大学としては扱っておりません。

 

学費・訓練費・寮費を含めて大学4年間合計で約3000万円かかります。

その他にも、制服代、試験費用、教科書代、訓練場所の渡航費、海外で訓練する場合はチップ代と別途費用がかかります。

公式の大学のサイトに費用は掲載されていますが、どこまで含まれているか大学によって異なるので、気になる方は大学に問い合わせして確認しましょう。


普通の大学よりも費用が高額のため、保護者と在学中の費用負担、卒業後の支払い計画を相談しましょう。

また、2024年現在、歴史的な円安が進んでいます。
海外での訓練がある大学の場合は、海外での訓練費ほか滞在に必要な諸費用の負担増は避けられないので注意しましょう。

また、パイロット相談室では、奨学金を活用した費用面でのやりくり方法、支払い計画のノウハウを持っていますので、ご相談ください。

パイロット養成コース私立大学の奨学金・給付金は?

  崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学
奨学金 未来のパイロット奨学金(500万円 無利子貸与型) 未来のパイロット奨学金(500万円 無利子貸与型) 未来のパイロット奨学金(500万円 無利子貸与型) 未来のパイロット奨学金(500万円 無利子貸与型) 未来のパイロット奨学金(500万円 無利子貸与型) 未来のパイロット奨学金(500万円 無利子貸与型)
給付金 東海大学奨学金(150万円) 法政大学飛行訓練センター奨学金(20万円)
免除 ミライク(一般入試の上位者は授業料が全額あるいは半額免除) 総合型選抜特待生制度(特待生Sに選ばれると授業料部分の100%免除)
参考 崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学

パイロット養成コース私立大学には、奨学金、給付金、授業料免除制度の3種類がございます。
返済不要の給付金、授業料免除制度もございますので、費用が高いからパイロット養成コースをあきらめるのではなく、少しでも金銭面を工面できる方法を探し、活用しましょう。入学時に慌てることがないよう、受験勉強の準備と合わせて、これから受験する予定の大学の奨学金または給付金の受給タイミング、受給条件、申請方法、申請時期を確認しましょう。

詳しくは大学の公式サイト、大学にお問合せしてご確認お願い致します。

「未来のパイロット奨学金」は桜美林大学、東海大学、崇城大学、千葉科学大学、第一工業大学、法政大学で利用できる、無利子貸与型奨学金で、1人当たり500万円貸与できます。各大学若干名募集しています。誰でも受給できるのではなく、大学入学前に事前審査がございます。

崇城大学は、「特待生 ミライク」の制度があり、入試成績上位であればあるほど、授業料の免除額率が高くなります。

受験者全員が選考対象者になり、出願時にミライクに関する手続きは特別ありません。ミライクの選考結果は郵送で届きます。高得点を目指して頑張りましょう!

参考:パイロット養成コース私立大学の奨学金 徹底解説

パイロット養成コース私立大学には出願条件があり!

※繰り返しになりますが、工学院大学は、私大航空操縦ではなく、自社養成採用枠による採用ソースとなる場合が多くを占めることや、採用実績が未定の部分もあるため、弊社内では私大航空操縦の1大学としては扱っておりません。
※2024年5月末現在、試験要項が未発表の大学がありますので、その場合は去年度のものを参考に表記しています。最新情報につきましては、発表され次第アップデート致します。

  

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パイロット養成コース私立大学の出願条件には、「英語の資格」、「身体検査」がございます。
パイロット養成コースを目指すと決めたら、すぐに出願条件を確認し、資格の受験、身体検査の受診の準備をすすめましょう。

英語の資格が必要

どの大学も英語の資格が求められます。メジャーな資格は英検とTOEICです。英検2級以上、TOEIC500点以上の条件が多いです。

パイロット相談室がイチオシする英語の資格は、「IELTS(Academic Module) 4.0以上取得」です。
IELTS(アイエルツ)とは、海外留学の英語証明、教育機関の入学審査で利用される正解共通の英語の試験です。IELTSにはアカデミック・モジュール、ジェネラルの2種類がございます。アカデミック・モジュールは英語圏の大学、仕事につくための審査基準として利用される資格のため、ジェネラルよりも難易度が高いです。パイロット養成コース私立大学の出願条件とされているのは、IELTSアカデミック・モジュールです。
英語の4技能(英語で話す、聞く、書く、読む)を取得できるほか、大学入学後、訓練校でIELTSの資格が必要なので、先に勉強して取得すると、入学後もスムーズに対応できます。
受験費用は他の英語の資格よりも高めですが、まだ、英語資格を持っていない方はぜひ!チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
すでに英語の資格を持っている方も、英語力を磨くには、うってつけの資格なので、挑戦してみてください。

身体検査では、ある一定基準を満たしていることが必要

出願条件として、「第1種航空身体検査基準適合相当証明書」を求められることが多いです。出願条件で身体検査がない大学もございますが、身体検査の不安がある場合は、受験前にパイロット相談室の航空身体検査相談を受講いただいてから、適切な検査機関にご紹介をいただき、身体検査を受けることをおすすめします。受験前に身体検査を受けることで、適合可否の不安を払しょくすることができます。


身体検査の受診時期は、夏頃に身体検査の受診予約し、秋に身体検査を受診する流れです。


大学によって受診方法は異なります。また、受診の申し込み期限がございますので、早めに身体検査の受診予約し、予約がいっぱいだった場合、あきらめないで、まずは大学に相談しましょう。


身体検査の難易度については、東海大学は、他の大学と同じ基準ではなく、厳しめに身体検査を実施しております。

パイロット養成コース私立大学の受験方式(入試試験・推薦等)

  崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科
大学
千葉科学
大学
工学院大学
個別試験
共通テスト
一般・共通テスト併用
推薦 パイロット特別選抜 指定校推薦 学校推薦型選抜 ※1 公募制推薦 ※1 ※1
参考 崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学 工学院大学

※1 推薦の状況については大学へご確認お願い致します。
※2024年5月末現在、試験要項が未発表の大学がありますので、その場合は去年度のものを参考に表記しています。最新情報につきましては、発表され次第アップデート致します。

受験方式には、一般入試試験(共通テストのみ受験、共通テスト・個別テスト両方受験)、推薦受験のパターンがございます。

一般入試試験では、共通テストの受験を求める大学が多いため、共通テストをうけることをおすすめします。共通テストの受験科目は英語、数学、物理または化学の3科目を選ぶとよいでしょう。各大学によって受験科目等が定められております。詳しくは大学の公式サイト、大学に問合せしてご確認お願い致します。

※推薦入試は、かなり狭き門ですので、パイロット養成コース私立大学の一般入試の受験を検討することをおすすめします。

パイロット養成コース私立大学の受験は文系からでも可能!

パイロット養成コース私立大学は文理問わず、文系からでも受験自体は可能です。

理科(化学、物理)科目をあまり勉強しなかった文系の方は千葉科学大学、工学院大学は英語、数学の2科目で受験可能なので、受験対象の候補として検討してみてはいかがでしょうか。数学の出題範囲は、数I・数II・数A・数Bでございますので、多くの文系受験者はすでに学んでる方も多いと思います。


基本的には、英語、数学、理科(化学または物理)の受験を求められることが多いです。合格した後は、訓練中で物理や数学の知識が求められますので、数学、理科系の科目を勉強しておく必要がございます。

理系の科目を効率よく勉強する方法を知りたい方は、パイロット相談室にご相談ください。

指定航空従事養成施設をもつ大学かどうか要確認!

指定養成施設をもつパイロット養成コースの私立大学かどうかは大学選びの比較ポイントになりますので、ご検討ください。

なぜ、大学選びの比較ポイントになるのか説明します。

指定航空従事者養成施設」は聞いたことはありますか。
航空機を使用している、していないに関わらず、航空法に定められた基準に適合し、国土交通大臣から指定を受けた操縦士等の養成施設のことを指します。

自動車教習所でも、公認(指定)と非公認(指定外)があると思いますので、同様とお考えください。

通常、操縦訓練を終えて、資格取得段階(最終審査段階)に入りますと、国(国交省航空局)による実地試験が行われるのですが、指定養成施設の課程を修了した訓練生に対しては、指定航空従事者養成施設をもつパイロット養成コース私立大学の施設内で実施する技能審査のみで、技能証明書(操縦資格等)が交付されるというものです。

日本のパイロット養成コース私立大学で、指定養成施設を持っているのは、東海大学(ノースダコタ大学)と法政大学(本田航空)の2校となります。

これまでの解説より、指定航空従事者養成施設をもつパイロット養成コース私立大学のほうが、試験の回数が少なくなるので、パイロットになれる可能性が高いように見えますが、実際は異なります。

指定航空従事者養成施設をもつパイロット養成コース私立大学の施設内で実施する技能審査で不合格になった場合、再度受験や再訓練することもできません。

そもそも指定航空従事者養成施設の仕組みは、国交省が増大する実地試験の回数を軽減するためのものであり、本来であれば航空局による実地試験を、民間養成施設に任せることで、国は技能証明書交付をより円滑に行うことが出来るようになります。

ただし、指定航空従事者養成施設内で実施する技能審査で不合格となるような訓練生を、国の実地試験もなくエアラインパイロットにするわけには行きません。
指定航空従事者養成施設には、厳格な技能審査が国から要求され、要求をみたせなかったことにより訓練が中止になることもございます。

指定航空従事者養成施設以外のパイロット養成コース私立大学は、訓練生本人のペースや意思を尊重するため、実力勝負で国の実地試験を受けていただく方針をとっております。国(国交省航空局)による実地試験は、簡単に受かるものではありませんが、実地試験に落ちた場合でも、再訓練等を経て、再び実地試験を受けることが可能です。

パイロット養成コース私立大学の就職先

  崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学 工学院大学
就職先 JAL,ANA,J Air,ANA Wingsなど ANA,ANA Wings,Peachなど JAL,ANA,J Air,ANA Wingsなど JAL,ANA,J Air,ANA Wingsなど JAL,ANA Wings,ソラシドエアなど JAL,Air DO,Jetstarなど 不明
参考 崇城大学 東海大学 桜美林大学 法政大学 第一工科大学 千葉科学大学 工学院大学

パイロット養成コース私立大学によって、提携している企業がございますため、それに合わせて就職先も多少異なります。

パイロット志望者の方が最初、就職先として志望するのは、ANAやJALなど大手航空会社です。
面白いことに、業界の中に入り、いろいろな情報が入り、働きがい(生きがい)とは何かを考えるうちに、大手航空会社だけに目が向いていた方でも、次第に、子会社や国内線のみの会社、そしてLCCなど、それぞれの魅力に気づき、志望を変えていきます。

つまり、私立大学の就職先として大手航空会社が多いことだけが、良い大学か判断する目安ではございません。

既卒の社会人、大学卒業見込みの方は履修証明プログラムに挑戦もあり

崇城大学の履修証明プログラムとは、大学既卒者(社会人等)あるいは卒業見込みの方を対象にしており、訓練期間が2年半の短期間であることが魅力です。言い換えると「パイロットに必要な免許を取るためのプログラム」です。選考方法は書類選考、面接がございます。


出願条件は一般試験より、求められる英語資格のレベルが高く、厳しいものとなっております。そのため、自社養成試験合格相当のレベルが求められます。

JAC(日本エアコミュータ)、JAT(日本トランスオーシャン)の訓練委託が履修証明プログラムに入っている影響で、履修証明プログラムの募集人数は少ないです。非常に難しい試験のため、受験する際は、普通のパイロット養成コースの私立大学の学部学科の入試試験を受験することをおすすめします。
また、履修証明プログラムに合格した後は、すぐに海外に訓練に行きますので、すぐに英語を使える状態にしておく必要がございます。

まとめ

奨学金・給付金等を利用した費用の工面方法、出願条件、受験方式、入学後の生活など確認すべき要素は多くございます。
皆様の置かれている状況によって、受験準備する順番は異なります。インターネットに多くの情報が掲載されておりますが、どれが自分にとって適切なのか判断が難しいと思います。
自分が置かれた立場から最適な準備方法を知りたい方は、航空専門家が最適な道をアドバイスいたしますので、パイロット相談室で、お悩みをご相談ください。