パイロットコース以外の大学・学部からパイロットになるには

みなさんこんにちは。パイロット養成コンサルの冨村です!
今日は、大学受験を目指す高校生や、大学に入ってからパイロットを志望することになった諸君に、パイロットコース(航空操縦系の学部)以外の学部からパイロットになる方法について、詳細に解説致します!
パイロット志望者諸君は必見!
さまざまな理由により、パイロットコース(航空操縦系の学部)以外の学部からパイロットになる方もいらっしゃると思います。
結論から申し上げて、可能性という点では厳しくなりますが、決して遠回りでもありません。
なぜならば、「パイロットになる近道」は存在せず、「パイロットになるために向き合う時間」が、誰にも必要であり、4年間でそれが叶う人は、現実的にほとんどいないのが現状だからです。
パイロットコース(航空操縦系の学部)以外の学部から、エアラインパイロットになるには、主に2つの選択肢を受験していくことになります。
最難関!自社養成、学科試験が激ムズ!航空大学校

自社養成は、ANAやJALやそれぞれの子会社が行っている採用方式で、パイロットの資格を持っていなくても受験できるため、100倍を越す最難関です。
通常は一人4000万円かかる訓練費用を、航空会社が全額負担してくれることも魅力です。
(一部会社は、訓練費を負担せず、訓練生にローンを組ませるため注意が必要です)
自社養成で落選すると、約10倍の難関である航空大学校を受験することになります。
1次試験の学科試験がまず難しく、確実な合格には80%以上得点が必要です。
この学科試験は比較的理系に有利な配点となっており、理系文系関係のないパイロット養成の場では珍しいほどです。
航空大学校を卒業すると(見込みを含む)、日本の各エアラインの有資格者(路線未経験)採用を受けることになりますが、航大生を採用した航空会社が、航空大学校に対して航空大学校の運営費の一部を負担する(いわゆる受益者負担の一部)形となっており、会社側負担のない私立大学パイロットコース(航空操縦)卒業生と比較し、採用時に足枷になるケースが起きているのも事実です。
これら自社養成と航空大学校(航大)のどちらも共通している、隠れた強敵がいます。
それは、努力だけでは成せない試験内容・・・
航空身体検査です。
自社養成・航空大学校ともに、身体検査試験のみで、半数以上が不合格になるほど、厳しい値を設定しているのです。
でも、自社養成・航空大学校を、身体検査で敗退したとしても、エアラインパイロットになれるケースが多く存在します。
PILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミーの卒業生(現役エアライン機長・副操縦士)の多くがそのパターンでした。
ということは、自社養成・航大にいけると信じて大学(一般的な学部)に進んでも、身体検査が理由でパイロットを諦めなければならない場合が出てくる、、、ということです。
その時点で諦めがつけばまだ良いのかも知れませんが・・・
パイロットを目指して何年も努力される方なら、簡単に諦めたりしないはずです。
パイロットの本能「最後までゼッタイ諦めない」が根付いてきているためですね・・・
パイロットコース(航空操縦系の学部)以外の私立大学に進んだ方で、自社養成・航大で敗退してしまった方の大半は、
社会人をやりながら貯金をして、私立大学パイロットコース(航空操縦系の学部)に入学し直すか、海外留学(航空留学)をする道を選びます。
海外留学(航空留学)をお勧めしない理由は、別の機会に解説しますが・・・
いずれにしても1000万円近く貯金し、さらにそこから1000万円ほどの借金をしてパイロットを目指す、、、
、、、ともなると、その道はもはやギャンブルであり、サバイバルになってしまうのです。
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パイロットになるには 年齢の壁に注意
余談になりますが・・・
航空会社の有資格者・路線未経験者採用(JCABの事業用多発計器を持っているが、エアラインでの経験がない方)は、30歳を超えると極端に採用率が下がります。
それは、副操縦士となって6〜12年後に予定される機長昇格訓練のフェイル率から、年齢の高い副操縦士は機長昇格が比較的難しいという事実を航空会社が恐れているためです。機長がいないと飛行機は飛びません。機長養成には会社の命運もかかっているのです。
たまに30歳を超えてパイロットになったという人が体験談のような物を語っていることがありますが、それは異例中の異例、全員に起こるミラクルだとは思わないでください。
運も大事なのは確かですが、パイロットを目指すのならば、少しの確率に全てを賭ける大穴狙いな思考はやめましょう。
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