ステイ先で学ぶ政歴シリーズ 国内編9〜滋賀県 安土城〜

皆さん、こんにちは!

今日私は、滋賀県の琵琶湖に来ています!

滋賀県には、空港が無いことで知られていますが、昔、国際線も離発着する空港が計画されていたのは知っていますか?

予定されていた名前は「びわこ空港」といい、2005年の開港が予定されていました。

しかし、建設予定地周辺の住民の理解を得られず、2000年に計画は凍結されてしまいました。

また、伊丹空港が近いというのも計画が中止になった理由の一つになったのだそうです。

そんな琵琶湖のほとりに位置する滋賀県ですが、かつて、世界でも有数の巨大建築物がありました。

そう、「安土城」です。

天下を統べる者が住まう安土城

安土城は、琵琶湖のすぐ近くの安土山に1576年、戦国時代に言わずと知れた武将、織田信長によって築城された山城です。

この頃、織田信長は中部・近畿地方一帯を平定し、室町幕府を滅ぼして京都を手中に収めて天下統一に王手をかけていました。

安土城はそんな他に敵なし状態の信長にのみ許された巨城で、地下一階、地上6階建ての、高さは35m程の当時としては世界最大クラスの城でした。

安土城は、その外観も他の城とはかけ離れた物であり、黒い漆塗りの窓が並ぶ純白の階、真っ青に塗られた階、最上階は金色に青い屋根と、この世の物とは思えない城だったといわれています。

更に大きな特徴と言えるのが、本来、戦国時代の城というものは、防御施設兼領主の拠点、現代で言うところの「オフィス」であるため、敵が攻めにくいように、城の周りは要塞化し、内部はわざと居住性の悪いようにする事が当たり前なのですが、安土城には防御施設となるものは全くと言ってよいほどなく、内部も有名な絵師作の絵や屏風が並び、金箔が大量に使われるなど豪華絢爛で、居住性を追求して造られていることで、従来の「軍事拠点」としての白ではなく、自身が住み、招いた人に見せつけて権威を天下に知らしめる「自身の住居兼政治機能の中心」を意識して造られた城だと言えます。

安土城、驚きの試み

天下統一を目前にした信長が、西洋のキリスト教宣教師と密接な関係を結んでいたことは、多くの人に知られていますが、信長は彼ら異国から来た宣教師をもてなすためにとある画期的なことを行いました。

それは、「安土城イルミネーション」です。

信長は、夜中に安土城全体に様々な色の提灯に火を灯し、安土城そのものを巨大なイルミネーションに仕立て上げ、宣教師たちの目を喜ばせました。

宣教師たちの記録によると、一斉に火を灯した安土城の明かりは琵琶湖の湖面に反射して、安土城を中心に世界が明かりに包まれているようだったそうです。

現代の、渋谷の通りやディズニーランドのイルミネーションがあれだけ美しい訳ですから、さぞ幻想的な美しさだったのだろうと想像できます。

このように、ただ豪華絢爛な城ということだけではなく、国内外の要人をかつて無い規模でもてなす安土城は、信長による天下統一を象徴するかのような城でした。

栄華を極めた安土城、燃ゆる

安土城を築城し、天下統一一歩手前までいった信長ですが、1582年に本能寺の変にて死亡してしまいます。

安土城も、信長と運命を共にするように、信長死後の数日後、未だに原因については議論されている、謎の火災によって焼失しました。

現代では跡地が残り、その場に資料館があるのみですが、かつてこの地に天下人が住むに相応しい、巨城があったことを考えると、大きな歴史的ロマンを感じざるを得ません。

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