その瞬間のあなたにしか出来ないことが必ずある。

パイロット志望の皆さま、こんにちは。JAMBOスタッフです。

このコラムをお読みの方は、パイロット志望の方が沢山いらっしゃると思いますが、パイロットになる方法はどれも難関なので、パイロットの選抜試験を受けて、敗退を繰り返しているうちに、自信を無くしてしまう方をお見かけします。

心が痛むのが、元々性格的にも能力的にも、バランスの良い方でいらっしゃるはずなのに、試験に敗退するたびに、「もっと学歴があれば・・・」「英語や数学の勉強しておけば・・・」という後悔をして、自分を責めすぎる方もいらっしゃるように感じます。

そういった自信を無くしてしまっている方に、自分の強みを再発見していただき、前を向いてパイロットを目指して頂くことが、JAMBOが運営する、我々PILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミー（PJ SFA）の仕事の一つです。

ただ、全ての方がご入塾いただける訳ではないですから、このコラムを通じて、パイロット志望の皆さまへ、自信を取り戻して頂くキッカケが作れればと思っております。

周りに壁を作らない
実は自己否定は必要なかった？
最後に
【告知】崇城大学を分析・紹介　入学説明会・オープンキャンパスについて
【告知】 PILOT専門進学塾で行われるイベント紹介
6/30(日) １1時〜　　パイロット私大進路相談会

周りに壁を作らない

ある意味で、真面目な人は昔の自分を否定して、その延長線上にある現在の自分をも否定していませんか。

自分を否定しすぎる必要はありませんが、変わろうとするのは、良いことです。

でも、その時に重要なのは、パイロットを目指すことを理由に、周りの人に壁をつくらないことです。たとえば、大学の勉強や遊びをパイロット志望であるからと言って、遠ざけるのは止めておいた方がよいです。

気持ちは分かります。「自社養成パイロットに必要な英語資格を取得しなければ・・・」あるいは「航空大学校の受験のために物理の勉強をしないと・・・」となると、学校の友達との遊びや、学校の課題は後回しで良いと考えるのでしょう。

勿論、こういった努力は必要ですが、一方で、パイロットに必要な人間性を身につける機会は失ってしまっているように思います。受験勉強によってペーパーテストの能力は上がるのですが、パイロットに求められるリーダーシップや人としての器の大きさなどが磨かれるかは少し疑問なのです。

パイロットは他業種の方と協力して運行の安全を守る職業ですよね。ですから、学内外問わず、積極的に人と関わるようにしてください。別に、相手はパイロット志望の方でなくても良いのです。ただ、パイロットになる夢を自ら語り、相手の話も聞いてください。そして、自分とは別の夢を抱く人を、心からリスペクトし、パイロットなる夢を聞いてくれたことに感謝してください。

このように、積極的に人と関わり、その人それぞれの良さを見つけていくことが、パイロットに近づくということなのかもしれません。

実は自己否定は必要なかった？

人と関わる過程で、貴方の助けや力を欲している人は必ずいます。なぜなら、完璧な人はいませんから、どんな人も、苦手なことや人の手が借りたい時があるはずですよね。

そして、あなたを必要とする人と関わり、そして助ける行為は、その瞬間のあなたにしか出来ないことです。自分より能力的に優れている方は他にいくらでもいるのかもしれません。しかし、それは今関係なく、助けや力を欲してくれているのは、「あなた」に対してであり、その人の力になる行為や喜ばせる行為は、今のあなたにしかできないことなはずなのです。

実は、これって素晴らしいことじゃないですか？

否定したいと思っていた自分を必要としてくれる方がいてくれた時点で、そもそも自分を頑なに否定する必要はなかったと考えることも出来るからです。

ですから、自分の能力的が高い低い、あるいは優劣、という話は、一旦置いて、目の前にいる困った人を迷わず助けられる自分になった方が、自分も楽になれるのではないでしょうか。