エアラインパイロットの社会的意義とは
パイロット志望の皆さま、こんにちは。JAMBOスタッフです。
皆様は様々な理由やきっかけでエアラインパイロットを目指すようになったと思います。ところで、皆様はエアラインパイロットの社会的意義について、考えたことはありますか?
自分が目指す職業の社会的意義について考えると、日常生活や勉強のモチベーションUPになると思うので、今回はエアラインとエアラインパイロットの社会的意義について、考えて行きたいと思います。
この記事を読めば、漠然とした夢が明確な目標に変わりますよ!

もし、日本にエアラインがなかったら?
パイロットを目指される方が多い年齢(中高生や大学生)ですと、飛行機に搭乗する機会は「旅行」や「レジャー」が多いのではないでしょうか。そう言った自分の楽しみを実現してくれるからこそ、パイロットに憧れたという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、パイロット志望の皆様は、エアラインは「自分の楽しみ」を満たしてくれるものという認識だけでは足りません。なぜなら、エアラインにはもっと大事な側面があるからです。
それは「人」や「もの」を日本中、ひいては世界中に運び、経済を活性化させるというものです。
例えば、日本に一切のエアラインが無くなったら日本にどのような影響を与えるでしょうか。イギリスに行きたいとき、JALやANAの便で行くことは出来ませんので、ブリティッシュエアウェイズ(以下BA)を使うことにしましょう。そこで、BAは自国のエアラインを持たない日本人をどのような運賃で搭乗させてくれるでしょうか。
もちろん、高い運賃で搭乗させるに決まっています。競合他社が減った状態なのだから当然ですよね。そして、こういった構造ができてしまうと、レジャーはもちろんビジネスも滞ってしまうでしょう。つまり、日本人がイギリスでビジネスをする機会が減ってしまうのです。
このような状況にならないためにも、どの国も自国のエアラインをもっています。

パイロットは日本のフロントライン
話をパイロットに戻しましょう。
先程、エアラインは人流や物流を活発にして、経済を活性化させ社会貢献していると申しましたが、その前提とは何でしょうか?
エアラインが安全な乗り物であるということです。そして、その安全をフロントライン(現場)で支えているのが、エアラインパイロットだと思います。
もちろんパイロット以外の人材も航空安全を守っています。様々な分野のプロフェッショナル(客室乗務員、航空整備士、航空管制官、運航管理者等々)が集結し、協力しているからです。ですから皆さんがパイロットになったら、自分一人で飛行機を安全に運航出来るといった勘違いはしてはいけませんね。つまり、パイロットは 謙虚な気持ちで仕事に臨まなければならないでしょう。
しかし、パイロットは運航の最終責任を負う立場にあります。それがパイロットの役割だからです。例えば、1度空に飛び立つと、仮にパイロットが原因でないインシデントやアクシデントが起きたとしても、パイロットの責任になってしまうことすらあるかも知れません。
そういった厳しい世界の中で、航空安全をフロントラインで守っているからこそ、パイロットはかっこいいと言われたり、 尊敬されたりするのでしょう。
最後に
今回の記事ではエアラインとエアラインパイロットの社会的意義についてお話ししましたがいかがだったでしょうか。
まとめると、エアラインは、人や物を安全に運ぶことで経済を活性化している。
パイロットは、人や物を運べる前提である「安全」を他の職種の方と共に守っている。
パイロットを目指す皆さんが、パイロットを単なる夢でなく、明確な目標に変えるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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