日本の怪談3 福岡編〜犬鳴村 魔の村伝説〜

みなさん、こんにちは!

JAMBO STAFFの伊藤です!

みなさんは、「犬鳴村」の話は知っていますか?

福岡空港からバスで1時間半ほど移動し、久山町から宮若市に入る時に、新犬鳴トンネルという長いトンネルに入ります。

ここの峠は犬鳴峠といって、このトンネルは車の通りも多く、何か恐ろしいものは一切感じないのですが、問題はこの新犬鳴トンネルに入る手前に横道があり、そこを進んでいくと太陽光を塞ぐほど木々が生い茂り、一気に世界が変わります。

更に先に行くと、巨大なコンクリートブロックで入口が塞がれている、異様なトンネルが姿を表します。

これが、いわく付きの「旧犬鳴トンネル」です。

犬鳴村伝説

この不気味なトンネルの向こう側には、「この先、日本国憲法はつうようしません」と書かれた看板が立っており、その奥には寂れた村があり、村に足を踏み入れた瞬間に村人達がナタや斧を手に襲ってきて惨殺されるという恐ろしい話があります。

この村についての説はいくつかあり、この村は、江戸時代以前より差別を受けてきた村だという説、ハンセン病などの病気の人々が隔離されていたという説、左翼活動の運動家達が集まり、集落を築いているという説などと実に多くの説があります。

それ故、村人達は外部からの人間を嫌い、国家・警察も過去の黒歴史をそのまま封じて置きたいため、そのまま放置しており、侵入した者がどんな目に合おうとも、公権力の介入はないとのことです。

また、犬鳴トンネルには多数の怨霊が住み着いており、トンネル付近に近づいただけでも幽霊を目撃したり、取り憑かれたりするそうです。

本当に恐ろしいですね・・・

犬鳴村って本当にあるの?

さて、このような呪われた村が本当にあるのか?

答えはNOです。

確かに、この付近に犬鳴村はありました。

しかし、そこは現在あるとされている場所ではなく、川の上流にある村で、この村は犬鳴ダム建設にあたり、ダム底に沈んでいます。

更に、この辺りの集落は特別差別を受けていたなどの歴史は無く、むしろ、街道沿いの村だったので、大勢の人々が行き交い、栄えていました。

では何故、心霊スポット扱いされるようになったのか。

その理由は、インターネットの発達です。

どうして、インターネットの発達が心霊スポット扱いに繋がるのかを説明していきたいと思います。

犬鳴村伝説の真相

犬鳴村伝説のはじめは、ローカルな心霊スポットとして始まりました。

1975年に新道・新トンネルが開通すると旧道・旧トンネルの通行者はほぼいなくなり、人通りがなくなりました。

すると、このトンネルにガラの悪い集団(暴走族)が溜まるようになり、ついに彼らはリンチ殺人を起こしてしまいます。

すると、行政がトンネルを前述のブロックで閉鎖し、ガラの悪い集団が溜まれないようにし、いよいよ人通りは無くなり、たまに来るのは肝試しにやってくる人くらいになりました。

真っ暗で足場も悪いので、肝試しに来た人が転倒して大怪我をしたり、死亡したりする事故が発生し、この話に尾ひれがついて、心霊現象にあったから死んだ、といわれるようになりました。

そして90年代後半、インターネットが普及してくると誰かが地元の怖い話として、尾ひれのついた犬鳴村伝説をネット掲示板で書き込むと、その話はあっという間に拡散。現在ではあたかも現実あるかのように語られるようになってしまいました。

インターネットは情報を集めるのに非常に便利な道具ですが、「犬鳴村伝説」のように、ネット上でまことしやかに言われている事でも、「些細な事実から尾ひれが付いた与太話」=「都市伝説」が多いので、皆さんは注意しましょうね!

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