歴史ブログを投稿し続ける意味

パイロット志望者の皆さまこんにちは!

JAMBO理事長・パイロット相談室相談員の冨村です。

この前、HPを管理してくださっている方からの報告で、多くの方がパイロット相談室のコラムを読んでくださっている事が分かりました。

予想していたよりもずっと多くの方にお読みいただいていて、驚いたと共に大変嬉しく思いました。

パイロット相談室のコラムをいつもお読みいただいている方ならご存知だと思いますが、記事の半分ほどが日本と世界の歴史・世界情勢についての内容になっています。

「パイロットと歴史ってなんの関係があるの?」と思っている人もいらっしゃると思います。

今回は、パイロット相談室のコラムで歴史の紹介をする意味についてお話ししておこうと思います。

パイロットが歴史や世界情勢を知っておかないといけない理由

パイロットを目指そうとした場合、「学科」ということに限れば基本理系なパイロットは、自社養成を狙うにしても私大パイロット養成コースを狙うにしても歴史や現代社会をはじめとした社会科分野にはあまり重点は置かれず、殆どよく学ぶ事の無いまま終わってしまっています。

しかし、私は寧ろパイロットだからこそ日本のみならず、世界中の歴史や情勢を理解しておかなければならないと考えております。

私がこのように考えるに至った根拠は、2014年7月17日にウクライナのドネツィク上空で発生した「マレーシア航空17便撃墜事件」です。

コラムでも取り上げていますので、よかったら目を通してみてください。
「ステイ先で学ぶ政歴シリーズ 海外編8〜ウクライナ 憎悪の連鎖〜第1章」

この悲惨な出来事は、世間的には「不幸な事故」として報道され、多くの人々の涙を集めていましたが、航空業界的には「起こるべくして起こった事件」と認識されています。

なぜ、航空業界人が「起こるべくして起こった事件」とある意味冷たく評価しているかというと、マレーシア航空17便が飛行していたドネツィクでは、事件が起きる数ヶ月前にウクライナからの独立を求めてドネツィクの住民と駐留軍が武装蜂起を起こし、5月には戦力で劣勢なドネツィクを支援するためにロシア軍が介入してきており、事件当日には本格的な内戦状態に突入している状況でした。

政情不安なエリアの飛行をエアラインに指令される事もありますが、フライトするにしても航路を変更するにしても最終的な決定をするのは機長ですので、一つでも危険なリスクが思い当たったら、パイロットはフライトの中止か別ルートでの航行を提言しなければなりません。

そもそも、ウクライナとロシアは数世紀に渡る確執がある両国であり、歴史を知っていれば、一度このように一触触発の状態が起きたら、確実に大きな衝突に発展する事が分かります。
そんな状態の地域の上空を飛ぶというのは単なる自殺行為であり、このような撃墜事件が起きてしまったのは必然であると言わざるを得ません。

ロシア、ウクライナに限らず、世界中にはこのような危険を孕んでいるエリアが無数にあります。

リアルタイムで世界中の情勢を全て理解する事は難しいですが、世界中の歴史を知っていれば、ニュースなどの情報だけでそうした危険を察知する事ができ、事前に事件に合うことを防ぐことができます。

ですので、こうして世界の歴史・情勢を将来パイロットになっていく皆さんに発信していくことが、未来の安全なフライトに繋がっていったらいいな、そんな願いを込めてパイロット相談室はこれからも歴史コラムを投稿し続けていきます!

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