パイロットになる勉強と両立して働いた会社を退職。沢山の方々に支えられ航空操縦学専攻研究生に合格

JAMBOが運営するPILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミーでは今年も多くの合格者が出ました!

今回はなんと崇城大学航空操縦学専攻の研究生に合格された卒業生がお父様と一緒にインタビューに応じてくださいました!

凄まじい競争率といわれる航空操縦学専攻の研究生に合格された父子は一体何を語ってくださるのか・・・。本人の並々ならぬ努力と葛藤、そしてそんな息子を信頼して支え続けたお父様のお話は全国のパイロットを志望する親子の皆さん必見です!

合格者インタビュー ご本人

PJ SFA卒業生 Oさん(仮名) 20代前半  2023年崇城大学 航空操縦学専攻研究生 合格者

インタビュー実施日 2023年3月17日 
PJ SFA羽田空港校にて

Q.PJ SFAを知ったきっかけはなんですか?

大学三年時、大手エアラインの自社養成を受験して敗退したことがありまして。その時はあまり本気でパイロットになろうとは考えていなくて、お試し感覚でした。

その後大学4年生になって全く別の業種に就職が決まって就職活動が終わったのですが、大学生の内にアメリカに行きたいと思いまして3ヶ月間アメリカに滞在しました。

アメリカ滞在中に現役パイロットと交流する機会があり、自分が就きたい職業についてもう一度よく考えたところ、やっぱり自分はパイロットになりたい!と思って、帰国してから本格的に情報集めを始めた結果、PILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミー(以下、PJ SFA)にたどり着きました。

Q.入塾時(パイロット適性診断テスト受験後)に何かご不安を感じていたことはありますか?また、入塾までの経緯をお聞かせください。

やっぱり一番の不安は自分にパイロット適性があるのかということでした。

自分でも就職活動をしていく中で自己分析を行なっていて、自分の短所をある程度理解していました。

そして実際にパイロット適性診断テストを受験した後、テストの講評時に冨村理事長から元々自分がしていた自己分析通りの短所を的確に指摘されてしまいました。それで多くの命を預かる仕事であるパイロットに自分は向いていないのではないかと自信を無くしかけました。

ただ悩んで止まっているだけなのは嫌だったので、テスト後に大学OBの先輩や知人のパイロットに相談したり、操縦科がある私大のオープンキャンパスに参加したりして再度情報を集め直して「自分は本当にパイロットを目指す気があるのか?」と改めて自問自答しました。

たくさん悩んだ末にパイロットになるという決意が固まり、両親の許可も得た上でPJ SFAに入塾しました。

Q.パイロットを目指したいと両親に打ち明けた時、両親からは賛成されましたか、それとも反対されましたか?

危険だとかそういったことが理由ではパイロットという職業自体について反対はされませんでした。

しかし、パイロットを目指すのならば航空大学校(以下、航大)に入学するのならば費用を出すけど、資金が多くかかるといわれている私大や航空留学をする場合は費用は出せないと言われてしまいました。

そもそも両親は私がどれだけ本気でパイロットになりたいのか分からなかったと思います。

本当にパイロットになる覚悟があるのならば既に就職が決まっている仕事と航大受験の勉強を両立させることが条件ということで一旦落ち着きました。

ですのでPJ SFAに入塾する直前までは航大以外の選択肢を考えていませんでした。

しかし、PJ SFAに入塾して様々な深い情報を知っていく中で、航大に進学するにしても少なくないリスクもあることが分かってきたり、そうしてPJ SFAに入塾してから自主的にパイロットになるための情報集めや勉強を進めている姿を見て両親も私の本気度を認めてくれるようになり、「本気でパイロットになりたいのだったら私大にも進学してもいいよ」と最後は応援してくれるようになってくれて、一緒に私大のオープンキャンパスにも出席してくれるようにもなりました。

Q.PJ SFA に入塾した決め手はなんですか?

PJ SFAが持つ情報量の多さとこれまでの合格実績や航空業界に貢献してきた実績など他にはない経歴と私大との太いコネクション、そして実際にPJ SFAを卒業してパイロットになった方との面談が入塾の決め手となりました。

Q.入塾する前とした後で PJ SFA の印象が変わったことはありますか?

塾生一人一人に対する熱心で手厚い指導に驚きました。

私が入塾していた時期はコロナ禍真っ只中で、対面での指導がかなり制限されている中でもLINEやZoomなどオンラインで丁寧に向き合ってくれたことが嬉しかったです。

入塾前はオンライン主体になるだろうから、オンラインで授業を受けるだけで自分自身での学習がメインになるのかなと思っていましたが、本当にきめ細かいサポートをしていただいて、いい意味でのギャップがありました。

コロナ禍でなかなか対面での指導が制限されている中でもLINEやzoomなどで丁寧に向き合ってくれた。いい意味でのギャップがあった。

Q.PJ SFA に入塾して学んだことはなんですか? ためになったと思った取り組みやイベ ントなどがあれば詳しく教えてください。

PJ SFA在籍中に参加したイベントは全てためになったと思っていますが、一つ挙げるとすれば日々行われるPJ SFAの専門指導内でのお話です。

教官とお話をしている内に自然と自分の長所や改善点が明確になり自己理解を深められ、自分に自信を持つことができるようになりました。

また、元大手エアライン機長の渡邊教官との授業では今まで漠然としていたパイロット像のイメージをつけることができました。

渡邊教官は多くのフライト経験を積んでベテランパイロットとなり、エアラインの役員まで務められた経歴があるのにも関わらず常に謙虚な姿勢であるところに心底尊敬しました。渡邊教官こそが自分が目指すパイロット像だと思うようになりました。

Q.学科と専門指導でそれぞれ難しいと感じたこと教えてください。

学科指導で難しいと感じたことは小論文がなかなか上達しなかったことです。

小論文は小手先にの技術ではなく、今まで自分がどのように生きてきて、考えてきたのかという思考力を問われるものなので、今までなんでも効率を優先して物事の一つ一つをしっかりと考えずに近道できてしまったのが裏目に出てしまい、深みのある文章を書けず苦労しました。

専門指導では面接指導が難しく感じました。

これも小論文と同じで、面接は話す内容も大事ですが、それ以上にその人のオーラや印象が大切なものなので、人にどのようにみせるか、みられるかということを今まであまり考えてきたことがなかったので無意識に相手に悪印象を与えてしまうような態度や言動をしてしまっていて上達するのに時間がかかりました。

これらのことは上達するのに時間がかかりましたし、苦労しました。

しかしそこで諦めることなく教官のアドバイスを謙虚に聞く姿勢を徹底して改善に努めていたからこそ志望校の合格ラインまで上達することができたのかなと思っています。

今も小論文、面接共にパーフェクトになったわけではないので、これからパイロットを志す後輩たちにあまり大きなことは言えませんが、何か自分の短所を克服したい時は少しやってその時できたからといって今が完璧と思わずに常に今の自分より成長し続けようという気持ち、謙虚でいるということが大切なのだと思います。

この気持ちを持って自分の短所と向き合うことは辛いし、苦しいことですが私の場合は「常に渡邊教官のように謙虚でいよう」と思えたから達成できました。自分が手本としようとする人を一人、若しくは数人作っておくと改善の仕方が自ずと見えてきますね。

Q.PJ SFA 在学中、失敗してしまったり落ち込んでしまったことはありますか?それをど のようにして乗り越えましたか?

PJ SFAの授業やイベント中に落ち込むということはありませんでしたが、在籍期間中にエアライン2社の自社養成に敗退してしまったことが辛かったです。

気持ちを切り替えるのにかなり時間がかかってしまいましたが、冨村先生をはじめPJ SFAの教官たちに励まされたことで「自分の目標はあくまでパイロットになることであり、今回エアラインに自社養成として入社できなかったからといってパイロットに永久になれないわけでじゃない。

人生長い目で見れば、少しの遠回りは大したことない、逆に色々な経験ができて成長するチャンスだ」と考えられるようになり、気持ちを崇城大学研究生の合格に向けるようにしました。

もう一つ辛かった、というよりは心苦しかったことは大学の時に就職が決まり、パイロットになる勉強と両立して働いていた会社を退職したことです。

私が就職した会社は本当にいい会社で、先輩、上司、同期、みんな暖かい人たちでした。

そんな方々をパイロットになりたいからという理由ですぐに退職するというのは、会社の皆さんを裏切る行動だと申し訳なく思い、悩みました。

しかし課長に「お前がこれから先、会社の人への負い目を感じることを誰も望んでいない。

どうしてもその気持ちがあるのなら、なにがなんでもパイロットになって報告しにこい」と言ってもらえ気持ちが楽になりました。

今はお世話になった会社の方々を自分が操縦する飛行機に乗せるためにも絶対にパイロットになるという思いでいます。

Q.PJ SFA 在籍中、思い出に残った出来事はなんですか?

エアライン会社見学や合宿で同期(同志)たちとした会話が思い出に残っています。

パイロットを目指すに当たって身体面や学習面、メンタル面など色々と不安がありましたが、それを同じ不安を抱えている同期たちと共有できて「不安を抱えながら頑張っているのは自分だけじゃない、みんな頑張っているんだ」と連帯感を持つことができました。

同じ目標を持っている者同士、本当に仲良くなれましたしね。

こうした同期たちと結べた絆が崇城大学研究生合格まで頑張り続けられた心の支えになりました。

Q.これからパイロットを目指す後輩たちに一言お願いします。

一番は同じくパイロットを目指している仲間を大切にしてほしいです。

パイロットを目指していると身体検査や面接、適性等々不安なことがたくさん出てきて挫けそうになることがあります。

ただ、それは自分だけでなくパイロットを目指しているみんなが思っていることです。

時には一人で抱え込んで悩まず誰かを頼ることも必要と思います。

パイロット仲間をたくさん作って励まし合いながら一緒に協力してパイロットの夢を掴み取りましょう!

第二部、お父様へのインタビューへ続く・・・